【公式】デジタルカタログ 2022AW | United Athle(ユナイテッドアスレ)_
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─今回のコラボレーションアイテムの鍵となるアートワークはイラストレーターのnorahiさんが描いたものとお伺いしました。TENDRE(以下T) 4年くらい前の作品なんですが、最近norahiといろいろと懐かしい話をしていた中でこのイラストのことを思い出して今回のアートワークとして使いました。元ネタは、当時インターネット・ミームとしてバズったキアヌ・リーブスが公園のベンチでぼんやり佇んでいる写真「Sad Keanu」。この絶妙なシュールさがなんだかツボにハマっちゃって。素朴な人柄とか、彼の人間としてのリスペクトできる部分を含めてすごくいいなと思ったんですよね。この絵を手掛けたnorahiは昔から仲が良くて、デザインが好きなところはもちろん、作品への情熱の持たせ方やバイブスが近く、一緒に成長できるところが楽しい仲間です。─ご自身のツアーグッズなどでもアパレルアイテムを制作されていますが、ボディにはどんなものを求めますか?T サイジングやシルエットはもちろん、着古しても格好いいというのが大事なポイント。音楽もそうですが、ずっと色褪せないものを作っていきたいので、生地感やつくりにはこだわりたいですね。あとは、誰にでもしっくりくるというところも大事かな。今だと、ゆったりサイズがトレンドなのでその辺も意識しています。今回のスウェットは、サイズ感もボックス型でいい感じだし、ボディの色とプリントの濃さのバランスもちょうどよかった。どんどん着古して格好良くしたいですね。─普段のファッションはどんなスタイルですか?T 古着を着ることが多いですね。1980年代の映画のファッションやフォルムが昔から好きで。今の流行ももちろん大切ですけど、当時のヴィンテージには現代にはないアイディアがあったり、着古し感があったり、そういうところにロマンを感じるんです。今回のコラボレーションアイテムは、ヴィンテージのスラックスやデニムとも合いそうですよね。※このプリントスウェットは販売しておりません。この企画は当カタログにおけるコラボレーション企画であり、プリントデザイン入りの製品見本になります。─今回のコラボレーションアイテムを含め、何かを創作する際のアイディアやインスピレーションはどんなところから得ていますか?T 人との会話や街の中で聞こえる声、自然、普段見ている風景など、なんでもない日常からインスピレーションを得ることが多いです。普段から会話でひっかかったこととか印象的な風景をメモしておいて、一旦それらを頭の中で映像化したものと日頃からストックしている音のアイディアを組み合わせながら音楽に落とし込んでいます。─TENDREさんはご両親がジャズプレイヤーという音楽一家で育ったと伺いました。この環境も大きく影響を与えていますか?T そうですね。教養としての音楽ではなく、ごく自然に生活に溶け込んでいるものだったので影響は大きいかな。両親のライブのときの空気感やまわりとコミュニケーションを楽しんでいるふたりの様子を見てきたのが、今のTENDREとしての言葉や振る舞い、そしてジャズなどの音楽的要素に繋がっているんだなと感じています。─創作においてこだわるのはどんなことですか? また、作品を通じてどんなもの・ことを提供したいと考えていますか?T やっぱり自分らしさにはずっとこだわっていきたいですね。今、どんどんジャンルの垣根がなくなってきていると思うんですけど、どんな音楽でも自分らしさが滲み出るように考えています。たとえば、声のニュアンスとか扱う言葉、倍音など、これらの組み合わせの絶妙なバランスで僕のコアが滲み出てくると思うんです。人の心模様って日々違うので、その時聞いた誰かのスイートスポットにハマる音楽が作れたらいいなと思っています。─最後に、今後やってみたいことを教えていただけますか?T 俳優をやってみたいです。自分の中に別の人間を憑依させるって、刺激的だし面白そうだなって。表現の幅も広がりそうですしね。TENDRE河原太朗のソロ・プロジェクト。自身の楽曲のほか、Charaや堀込泰行、SIRUPなどへの楽曲提供やプロデュース、コラボレーションを行うなど、その活動は多岐に渡る。サントリー「ほろよい」CMソングにも参加し、NHK「あさイチ」テーマ曲なども手掛ける。6月に新曲「LIGHT HOUSE」が配信され、9月にはアルバム『PRISMATICS』を発売し、全国ツアーも開催する。instagram: @tanaakin036“Sad Keanu”のアートワークに込めたTENDREのシュールな遊び心滲み出てくる“自分らしさ”を大切にしたい。

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