寝る前に聴きたい“ベッドタイムサウンド”で注目を集めている新進気鋭の4人組バンド、 yonawo(ヨナヲ)。彼らが共同生活を送るプライベートスタジオ兼シェアハウス「Yonawo House」にお邪魔し、コラボレーションTシャツへ込めた想いや彼らの音楽への情熱を聞いた。

─昨年、福岡から東京に拠点を移されましたが、皆さんで共同生活を送ってみていかがですか？関係性や環境など変化はありましたか？
田中(以下T)　僕らメンバーの関係性は福岡時代と大きく変わってはいないんですけど、バンド内で個々としてどうあるべきかという意識が芽生え始めている雰囲気は感じますね。なんやかんや相変わらず仲良くやってます。あ、それと東京は時間の流れが違います。
斉藤(以下S)　うん、時間の流れの速さも情報の多さも違うね。でも、思ったより東京はいいところでした(笑)。
荒谷(以下A)　確かに。あと、東京に来て同世代の繋がりは増えたよね。
野元(以下N)　家にいろんなお客さんが来てくれるから賑やかな日が多いかも。

─yonawoの音楽は“ベッドタイムサウンド”として、チルな雰囲気が人気ですが、どんなことを考えて制作しているのでしょうか？
A　聴いてくれる人には、まったりしているときに聴いてもらいたいなと思っていますが、作り手としてはワクワク感を大切にしています。
T　作っていて気持ちが高揚するかどうかは意識するよね。でも、受け取り方はそれぞれに委ねたいなとも思っています。
S　自由に楽しんでほしいよね。僕らも楽しんで作っているから。

─皆さんが楽しみながら作っている感じは、曲からも伝わってきます。今回のコラボレーションTシャツもそんなムードが出ていますね。
N　今回のアートワークは僕が担当しました。もともと、初めてサブスクで曲をリリースしたときに、僕の落書きが採用されたのがきっかけなんです。野元の絵、いいじゃんみたいなノリで採用されたんですが、今回もそういうゆるい感じで決まって。この犬は僕の実家で飼っている犬なんですが、いつもアホで愛らしいんです。そのアホなところを抽出して、それを再び犬として形にした、という感じです。

─なるほど、yonawoらしいゆるさが前面に出ていますね。デザインとしてはどんなことにこだわりましたか？
N　テーマは「異国のお店のスタッフTシャツ」です。デザインは観光地のお土産コーナーにあるTシャツで、旅行のテンションに任せて買ったけどあとで後悔するようなものを目指しました。黒地のボディに銀色のプリントで格好いい感じも出しつつ、先程お話しした犬やアラビア文字風の“よなを”のロゴでいいゆるさが出たかなと思っています。
T　デザインのベースになっているのは、僕らがよくお世話になっている福岡の古着屋さんで買ったTシャツです。バンドのグッズとなると、いろいろなタイプのお客さんが着ることになるので気軽に着られるものを、という意識もありました。

─皆さんが着るならどう着たいですか？
N　スタッフTシャツをイメージしたので、複数人で揃えてお店でも始めてもらえたら……。なんて冗談はさておき、基本黒ベースのTシャツなので、何にでも合わせられるかと。僕自身が着るなら、ジーンズを合わせて江ノ島とか観光地に手ぶらで行きたいですね。
A　うん、僕も同じくジーンズに合わせたいですね。
T　Tシャツはジャストめに着てボトムスや帽子でボリュームを出す感じで着こなしたいなって思ってます。下にロンTをレイヤードして、荒谷や野元と同じようにジーンズを合わせるのもいいかも。
S　僕はゆるいスラックスとアディダスのスニーカーを合わせたいかな。普段はラフな感じで黒いアイテムを着ることが多いですね。